加熱式たばこの仕組み

JT Scienceのこのガイドで、直接的および間接的に加熱されたタバコ製品の違いを理解してください。

加熱式たばこは、たばこ葉を直接加熱または間接加熱することで、吸引可能なベイパーを発生させます。

加熱と燃焼の違い

下図は、各種たばこ製品がたばこ葉を加熱する温度と、身近な現象の温度とを比較しています。 一般的に、加熱式たばこは、燃焼を伴いません。加熱式たばこにおいては、間接加熱式(ベイパー加熱型)の方が、直接加熱式や間接加熱式(空気加熱型)よりもたばこ葉の加熱温度は低くなります。

加熱式たばこのタイプ

加熱式たばこには、加熱方式が異なる3つのタイプがあります。

  • 直接加熱式

    通常、電気加熱によりたばこ葉を直接加熱し、葉たばこ由来のニコチンやフレーバーを含んだたばこベイパー(蒸気)を発生させます。

    Directly heated
  • 間接加熱式

    空気加熱型

    これら製品では、まず電気や炭などの熱源を用いて空気を加熱し、その空気がたばこ葉を加熱することで、葉たばこ由来のニコチンやフレーバーを含んだたばこベイパー(蒸気)を発生させます。

    Indirectly heated hot air
  • ベイパー加熱型

    一般的に電気を用いてリキッド(液体)を加熱し、それにより発生したベイパー(蒸気)がたばこ葉を通過することで、葉たばこ由来のニコチンやフレーバーを含んだたばこベイパーを発生させます。

    Indirectly heated vapor

直接加熱式の仕組み

これらの製品は、通常、電気によってたばこ葉を直接加熱し、葉たばこ由来のニコチンやフレーバーを含んだたばこベイパー(蒸気)を発生させます。

この仕組みは、フライパンの上で何かを熱したときの加熱プロセスに似ています。

間接加熱式(空気加熱型)の仕組み

これらの製品は、電気や炭などの熱源を用いて空気を加熱した後、その空気によってたばこ葉を加熱することで、葉たばこ由来のニコチンやフレーバーを含んだたばこベイパー(蒸気)を発生させます。

この仕組みは、ファンオーブン内の加熱プロセスに似ています。

加熱式たばこ(ベイパー加熱型)の仕組み

これらの製品は、通常、電気によってリキッド(液体)を加熱し、発生したベイパー(蒸気)をたばこ葉に通過させます。こうすることで、たばこ葉が緩やかに加熱され、葉たばこ由来のニコチンやフレーバーを含んだたばこベイパー(蒸気)が発生します。

この仕組みは、蒸し器の中で何かを加熱するプロセスに似ています。

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